骨密度測定
検査の特長
骨密度とは文字通り骨の密度のことを言い表します。骨はコラーゲンやカルシウムなどのミネラル成分で作られており、骨代謝により日々新しい骨が作られていますが、男性では25-30歳、女性では20-25歳をピークに骨密度の低下が始まります。女性の場合、閉経以降エストロゲンという女性ホルモンの低下に伴い、骨密度は著しく下降する傾向にあります。
骨密度測定ではX線を用いて、腰椎や大腿骨、あるいは前腕骨で、骨のミネラルの量を測定します。当院の装置では2種類のX線エネルギーを用いたDXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry)という精度の高い検査を行います。
骨密度が若年成人平均値(YAM)の70%を下回ると骨粗鬆症と診断され、骨粗鬆症では転倒などによる骨折のリスクが高まるとされています。骨密度を知り管理することで、ご自身の、あるいは高齢ご家族の骨折リスクを低減させ、生活の質を維持することにもつながります。
当院では人間ドックでもオプションで検査を受けることが可能です。どうぞご利用ください。
お願い
- 腰椎や大腿骨(股関節)、前腕骨に手術や骨折の既往がある場合や金属固定での手術を行っている場合、測定に支障を来たす場合がございます。手術歴や骨折歴をお聞きしますのでお答えください。
- 前腕での測定では非利き腕側で測定を行います。利き腕をうかがいますのでお答えください。