マンモグラフィー
検査の特長
乳がんは近年女性が最もかかりやすいがんですが、早期に発見し適切な治療を行うことで完治も可能といわれています。乳がんには触知できないタイプのがんも多くあります。
マンモグラフィは乳房をX線撮影することでそれらの多くを発見することができる感度の高い検査方法であり、検査は専用の装置で行われます。画像は2階健診センター内に設置された検診用マンモグラフィー装置です。受診者の不安や緊張を少しでも和らげ、出来るだけリラックスして検査を受けてもらえるように撮影室の雰囲気に合わせたデザインを装置にも施しました。
検査の実際
撮影は、乳房を放射線技師が引っ張り、プラスチックの板で圧迫しながら行います。乳房を出来るだけ薄く伸ばし乳房の中にある乳腺組織を鮮明に写し出すことで、細かい病変の発見が期待できます。また薄く延ばされた状態の乳房ではX線量も少なく済むためX線被ばくが低減されます。圧迫を行う際は痛みを伴いますが、正確な検査結果を得るために必要な行為ですのでご理解とご協力をお願いいたします。
撮影の方法は2種類(方向)あり、検査目的や検診の種別により1方向撮影あるいは2方向撮影かが決められています。1方向のみの検査では、斜めから圧迫する撮影法(内外斜位方向:MLO)を行います。2方向の検査ではこれに加え、上から圧迫する撮影法(頭尾方向:CC)を行います。左右の乳房を撮影しますので、それぞれ2回ずつの撮影となります。撮影時間は検診の場合、1方向ではおよそ5分、2方向ではおよそ10分です。
お願い
- 長めのネックレスは撮影時写り込むことがありますので撮影時にはずして下さい。
- 長い髪は撮影の妨げになることがございますので出来るだけ結んで下さい。
- 防臭・制汗剤は皮膚に付着したパウダーが写真に写し出され、異常と診断されることがありますので拭き取って下さい。
※乳房手術後の方、豊胸手術後の方、心臓ペースメーカーを装着されている方、皮下埋め込みポートを使用している方は検査が出来ません。また、授乳中の方にはお勧めしておりませんのでご了承下さい。