看護部
看護部長ご挨拶
高齢化社会となり、医療は大きく変化し、「病院完結型医療」から「地域完結型医療」へかかわりつつあります。その様な中で当院は、平成29年4月に新病院としてスタートしました。看護部では「温かな心のこもった看護の実践」を掲げ、患者さんの求めるニーズに応じた心配り、気配りのできる心のこもった温かい対応を実践していきます。入院時からその先にある患者さんの安心した生活につなげるためにリハビリスタッフ・MSW・薬剤師・管理栄養士・退院調整看護師等とのチーム医療を推進していきます。
看護スタッフ自身が仕事にやりがいを感じながら生き生きとしていくためにも、看護スタッフに支援していきたいと考えております。


2020年度 看護部教育計画
新人教育研修
月 | 研修名 |
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現任教育研修
月 | 対象 | 研修名 |
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5 | プリセプター | プリセプター研修① |
6 | 卒後3年目 | ケーススタディのまとめ方 |
全対象 | 研修企画に必要な基礎知識 | |
7 | 卒後2年目 | SBAR |
8 | プリセプター | プリセプター研修② |
9 | 卒後3年目 | リーダーシップ |
卒後10年目以上 | ナラティブのまとめ方 | |
10 | 卒後2年目 | 看護過程・看護診断 |
11 | 全対象 | ナラティブ発表会 |
12 | 卒後4~10年目 | 倫理研修 |
1 | 卒後3年目 | ケーススタディ発表会 |
2 | プリセプター | プリセプター研修③ |
3 | 新プリセプター | プリセプター準備研修 |
介護員研修
月 | 研修名 |
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5・6 | 看護補助者業務の理解 |
7・8 | 感染対策 |
9・10 | 日常生活援助 |
11・12 | 医療安全 |
1・2 | 日常生活援助 |
看護部門紹介
4階東病棟
4階東病棟は地域包括ケア病棟です。入院期間60日といった中で在宅や施設への退院を目指し、多職種と協働して、患者さん・家族の想いに寄り添いながら調整や準備を行っています。機能障害や後遺症に苦しむ患者さんや見守る家族の相談を受けて、カンファレンスを重ね、個別性のある看護計画を立案、実践することで「寝たきりにしない看護」を目指しています。
田園を見渡せる談話室で家族や病棟スタッフと笑顔で会話している。食堂では患者さん同士で励まし合いながらリハビリ訓練を行っている。認知症の患者さんには笑顔で囲むスタッフがいる。患者さん・家族を自分の家族であったらという思いで温かく対応できる地域包括ケア病棟が4階東病棟です。
小千谷地域の方々をはじめ、近隣の地域医療のニーズに応じられるようにスタッフ一同が自己啓発に努め、より良い療養環境で患者様が安心して入院生活が過ごせるように、今までも…今も…これからも…続けていきます。
4階西病棟
4階西病棟は、産婦人科、小児科、耳鼻科、眼科、内科混合の一般病棟です。入院患者様は、0歳から100歳代まで幅広い年齢の方々がいらっしゃいます。産科は「生命の誕生」に関わる科です。小千谷市唯一の分娩可能施設として生命の誕生を大切にし、産婦さんにとって良いお産だったと思えるよう最善を尽くしています。施設面では監視カメラの設置やカードキーの運用をしており、大切な赤ちゃんの安全を守ります。また、出産と同時に子育てが始まります。2017年度より小千谷市の子育て事業に参画し「産後ケア」を開始しました。出産後のお母さん自身や赤ちゃんについての不安や悩みに助産師が寄り添いながら指導を行っています。(詳しくは市にお問い合わせください。)
小児科では、お子様のケアと同時に家族に対するケアも大切にしています。患児の発達年齢に応じた言葉かけや説明をするとともに、親や保護者とのコミュニケーションを大事にし、安全に治療が受けられるように看護しています。
耳鼻科、眼科では、治療や手術が安心して受けられるように医師や外来看護師等と連携を図っています。
私たち4階西病棟スタッフはチームワーク良く、助産師、看護師、介護補助員が協力し合い、患者様に安心、安全な看護の提供を目指し努力し続けます。
5階東病棟
5階東病棟は、障害者病棟です。急性期の治療が終了して病状が安定したが入院治療の必要な方や在宅での生活や介護に不安があり退院調整が必要な方、看取りの方などが入院されています。また、高齢の患者様が多く、身体状況が車椅子対応の方から寝たきり状態で、医療ニーズが高い方となっているため、日常生活の援助を必要としています。高齢の患者様は、入院すると入院前にできていたことができなくなることが多くあります。病状のためや生活環境の変化など様々な要因がありますが、少しでも改善できるような関りをしています。車椅子に乗車できる方は食堂で食事をとっていただき、トイレでの排泄が可能な方には、トイレでの排泄援助など患者様の日常生活能力を低下させない、または、維持できるようにしています。
ご家族との信頼関係を大切にし、定期的な話し合いを持ちながら、患者様のQOL(生活の質)の向上を目指したケアをしていきたいと考えています。また、患者様とご家族様に安全で安心な満足した入院生活が送れるよう援助していきます。
更には、人生の最期を病院で迎えられる方もおられます。患者様やご家族様に寄り添い、その時の関りを大切にし、心をこめた看護を提供できるよう努めていきたいと思っています。
5階西病棟
5階西病棟は地域包括ケア病棟です。急性期の治療が終了し、在宅復帰に向けて最大60日の入院期間の中で、治療、看護、リハビリテーションを行っている病棟です。同時に、在宅復帰に向けて、退院支援カンファレンスをはじめ、リハビリカンファレンス、集団レクレーションカンファレンスなど、様々な部署とカンファレンスを行い、患者様の状態、状況に合わせた退院支援ができるよう日々頑張っています。また、退院後にショートステイ、デイサービスを利用する場合など、施設の職員の方や担当ケアマネージャーさんとも退院前のカンファレンスを行い、退院に向けての準備を行っています。患者様が安心して在宅療養ができるよう各部署と連携を密に取り組んでいます。
6階東病棟
6階東病棟は、一般病棟(外科・整形外科・内科)の混合病棟です。主に手術を受ける患者さん、検査治療目的や化学療法の患者さん、人工呼吸器が必要な患者さんなどが入院されています。スタッフは緊張感の中でも明るい笑顔のある病棟です。
若いスタッフは経験豊富な看護師に指導を受けながら日々成長できる職場です。一人ひとりが、患者さんやご家族の気持ちを考え、「自分の家族だったら」どう考えるかを念頭に置きながら、患者さんに寄り添う看護を目指しています。
6階西病棟
6階西病棟は、障害者病棟です。高齢で寝たきりの患者さんが多く、日常生活の援助が必要なため、優しく、丁寧なケアを心がけています。急性期の治療が落ち着き、自宅や施設に向かうための準備や調整をする患者さんには、多職種で関りを持ち、様々な視点で話し合い、患者さん家族が安心して退院に向けられるようにしています。また、人生の最終段階を迎える患者さんに対しては、患者さん、ご家族の想いを受け止め、寄り添いながら関りをさせていただきます。それぞれの患者さんに合わせた看護計画で、患者さんを中心にチームで関り「6西病棟に入院してよかった」と思ってもらえるような病棟を目指しています。
人工透析センター
腎臓に代わって人工的に体の血液を浄化する働きを代行する方法が透析療法です。
患者様との信頼関係を築きながら、一生涯を通じて生活のサポートをしていきます。
腎不全の治療法には、血液透析、腹膜透析、腎臓移植の3つがあり、それぞれの特徴があります。
① 血液透析は、透析医療機関に週3回通って機械を使って医療スタッフが行う治療です。通常1回の治療に4時間かかります。血液が沢山流れる太い血管(シャント)を造る手術をします。
② 腹膜透析は、自分の体の中の「腹膜」を使って行う治療です。自宅や職場などで本人や介助者が透析液の交換を行います。寝ている間に機械を使って自動的に行う方法と、日中3~4回透析液の交換を行う方法があります。腹部へカテーテルを埋め込む手術をします。病院への通院は月1~2回程度です。
③ 腎臓移植は、慢性腎不全の唯一の根治的治療で、これが成功すれば免疫抑制剤を飲む以外は普通の人と同じように生活することができます。(日本臓器ネットワークに登録が必要な献腎移植と血縁者や配偶者などから提供された腎臓を移植する生体腎移植があります。
どちらを選択するにしても患者様やご家族の方が納得されて治療を始めることがとても大切です。患者様の生活環境、ライフスタイル、ライフステージに応じて最適の治療法を選択することができるよう、医師からの依頼を受けて看護師が個別に面談の時間を設け、その中で、患者・家族の気持ちや考え方を聴くようにしています。
患者数 | 90~100名(腹膜透析含む) |
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透析ベッド数 | 45床(個室2床) |
治療の状況 | 月・水・金 昼透析/夜透析(2クール) 火・木・土 昼透析(1クール) |
手術室
現在、外科、整形外科、産婦人科、耳鼻咽頭科、眼科、内科(透析・循環器・消化器)、皮膚科の手術が行われています。手術室は4室あり、そのうち1室はバイオクリーンルームで人工関節手術などを行っています。患者様に安全で安心な手術を提供するために、それぞれの専門知識と熱達した技術、倫理感を持ってチームワークを大切に、業務を行っています。
患者様が安心して手術を受けられるよう、サポートしていきます。
外来1ブロック
1ブロックでは消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、血液内科、内分泌代謝内科、腎臓内科、総合診療科の診察を行っています。ひと言で内科といってもそれぞれ専門性があり、その検査や治療は様々です。私達は専門性を高めながら、患者様一人ひとりが安心して診察や治療を受けていただけるようスタッフが協力し合いながら、柔軟性を持った看護を心がけています。
外来2ブロック
正面玄関から入ると、右側奥にあります。外科と整形外科。週に1回の呼吸器外科、麻酔科、心療内科。月に1回の血管外科、脳外科と多数の科が混在するブロックです。
古賀寛医師による超音波検査での乳児股関節検診や山浦久美子医師による週3回の乳腺外科外来なども行っております。
受診希望の方は病院にお問い合わせください。
信頼できる医師と明るい10人のスタッフで対応しています。
外来3ブロック
3ブロックは2階にあり、耳鼻科・眼科・皮膚科・神経内科の4つの科があります。耳鼻科は常勤医師と大学からの非常勤医師の診察をしており、曜日により午後診察や2診体制での診療も行っています。
眼科、皮膚科、神経内科は大学などからの非常勤医師が診察をしています。受診希望などわからないことがありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
耳鼻科
眼科
内視鏡室
当内視鏡スタッフは、消化器内科医4名、内視鏡認定技師有資格看護師4名と看護助手1名で行っております。
不安な検査が、少しでも楽に受けられるよう患者様に寄り添った看護を提供いたします。
胃や大腸カメラの検査の他に、早期癌に対するESD(粘膜切除術)、EUS(超音波内視鏡検査)、ERCP(膵胆管造影検査)などの検査・治療内視鏡も行っています。
婦人科外来
婦人科外来は常勤医師3名が在籍し、毎日2診体制で外来診察をしています。看護師の主な業務としては妊婦健診の準備や妊娠週数に応じた説明、各種検査の準備や介助です。患者様が安心できる外来になるよう心がけています。